ORJ #11 2006.8.
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1.旧釧北峠
北海道網走郡津別町〜釧路市
国道240号、津別から阿寒湖に出る釧北峠は、津別に入植した開拓団によって開かれたものであった。旧峠は今より1km ほど東を越え、より阿寒湖側に出るようになっていた。この旧峠は高原のような広い鞍部で、その端をかすめるようにして越える。…
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2.旧日勝峠
北海道沙流郡日高町〜上川郡清水町
北海道の東西を結ぶ国道274 号のハイライト・日勝峠。交通の大動脈としてだけでなく、十勝平野の展望の良さでも知られる峠だ。しかし、現国道のトンネル上に残る旧道や旧道に作られた「展望園地」を気かける人はほとんどいないように思われる。…
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3.旧美笛峠
北海道伊達市〜千歳市
現在の美笛峠にあたる滝笛トンネルは昭和59 年(1984 年)開通で、それまで利用されていた峰越えの美笛峠がその上に残されている。…
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4.礼文華山道 (礼文華峠、静狩峠)
北海道長万部町〜黒松内町〜豊浦町
長万部と豊浦の間は海から直接立ち上がる断崖絶壁が続き、蝦夷地時代から交通の難所として知られていた。江戸時代に静狩峠・礼文華峠を越える礼文華山道が作られるまでは船で迂回しなければならなかったほど。明治の頃には車の通り得る道に作り替えられ、…
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5.仙岩峠
秋田県仙北市〜岩手県雫石町
秋田と岩手を結ぶ幹線道・国道46号の旧道。坂上田村麻呂が活躍した頃から使われていたというから歴史は非常に古く、稜線伝いに登ってピークの峠に至るという構造からもその古さが伺える。…
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6.豪士峠
山形県東置賜郡高畠町〜福島県福島市
西側の取り付きは非常に険しく、胸突八丁の登りや岩の露わなヤセ尾根を伝ったりしなければならない。中ほどは緩やかな森のプロムナードだが、峠直下でまた厳しく登り上げる(唯一の水場がここにある)。…
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7.万世大路 (旧国道13号)
福島県福島市〜山形県米沢市
「月山スラ其半身ニ洞シテ以テ車道ヲ東西ニ相通ゼント欲ス、一ノ栗子山何ノ難キ事カ之アラン」。気骨人・三島通庸のその言葉で万世大路の建設は始まった。当時最長の800m 級隧道の掘削と、前後数里に渡る新道は、彼の行動力と人々の献身によって明治14 年に完成。…
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8.大峠
福島県喜多方市〜山形県米沢市
旧国道121 号。三島通庸が作らせた会津三方道路の一。標高差600 余m を81 のヘアピンカーブで登り上げるすさまじい嶮路・福島側、護岸フェンスがなぎ倒されていたりアスファルト舗装の上に木が繁っていたりする廃道の山形側と、変化に富んだ(?)廃道が楽しめる。…
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9.中山峠(楊枝峠)
福島県猪苗代町〜郡山市
会津と福島中通りを結んだ主要道。道すがらにはかつての往来を物語る湯殿山碑、一里塚などが多数残されている。明治12 年に仮定県道一等(越後街道)に指定されたが、同16 年に最短距離の新道・会津街道(現在の国道49 号)が開かれ、役割を譲って今に至る。峠に大きな送電鉄塔があり、…
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10.鶏峠
福島県郡山市〜須賀川市
猪苗代湖畔・中野から須賀川に出るための峠(同じ役目の諏訪峠がある。そのショートカット的位置付け)。何でニワトリなのかずいぶん疑問に思っていたのだが、源頼義・義家と安倍貞任が争った前九年の役でこの峠が戦場になり、金の鶏が現れて戦機を告げ云々、…
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11.大峠
福島県下郷町〜栃木県那須塩原市
江戸時代の末期、それまで利用されていた山王峠経由の会津西街道が地震によって使用不能になり、新たに御用街道として作られたのが会津中街道。那須連山の真っただ中を越える標高1450m の大峠越えは、…
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12.細尾峠
栃木県日光市
足尾の銅山から山向こうの精錬所へ鉱石を運んだ峠道で、かつては日本初の索道もあった。1978 年、日足トンネルの完成で旧道化。栃木側の取り付き・地蔵尾は「これでもか」という位に強烈なヘアピンカーブの連続で、勾配も凄まじいものがある。…
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13.埼玉県主要地方道28号青梅飯能線下畑付近旧道
埼玉県飯能市
あまりにも有名な埼玉県最古の煉瓦巻き隧道である畑隧道を擁する県道の旧道.現在は市道であり厳密には廃道ではないのだが、入口はそれぞれゲートとガードレールで塞がれ内部は荒れ放題の状態である.…
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14.青梅街道旧道
山梨県丹波山村〜甲州市
国道411 号線青梅街道の丹波山村をちょっと過ぎた船越橋より甲州市(旧塩山市)落合の手前の藤尾橋(吊橋)までの区間は昭和36 年頃に今の道に切り替えられました。その時に残された旧道です。…
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15.入山峠
長野県軽井沢町〜群馬県安中市
国道8 号・碓氷バイパスの完成によって忘れ去られたかつての官道。峠から祭祀跡が見つかったこともあり歴史的な興味も尽きないが、バイパス道路に絡みながら並走する旧車道を走るのも楽しい。…
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16.和田峠
長野県下諏訪町〜長和町
中山道の最高所だった峠。東餅屋・西餅屋の両集落を直線で結んでいた(現在の和田峠スキー場の奥にあたる)ものが、和田嶺隧道のある鞍部に車道が作られ、さらに昭和7年、和田嶺隧道が完成。昭和53年には新和田トンネルが開通と、計4度の変遷を経ている。…
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17.権兵衛街道(姥神峠、権兵衛峠)
長野県木祖町〜塩尻市〜南箕輪村
鳥居峠の手前で中山道から分岐し、東に進路を取って伊奈谷に出る間道。江戸時代に牛方の権兵衛氏が開いたとされる。姥神峠の西側はだだっ広い斜面を何度もつづらを追って登らねばならず、また足場も良くない難儀な山道だが、北側は一転してフラットな道に。…
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18.軽岡峠
岐阜県高山市
飛騨高山から白川郷に向かう道筋の最難所として知られた峠で、白川に赴任する役人があまりの険しさに辞職を決意したという逸話も残る。明治36 年の改修で峠に隧道が作られ、以来馬車が通るようになった。…
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19.ホハレ峠
岐阜県揖斐川町
ただでさえ山深い美濃の最奥、旧徳山村へ文化を伝えた峠。揖斐川の川下とのつながりよりも、この峠を越えた坂内村や、さらに峠を越えた近江とのつながりが深かった。徒歩での往復に6時間かかったという峠に大手林業会社が林道を作ったのが昭和30年代。しかしその道も、…
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20.旧国道308号(八草峠)
滋賀県木之本町〜岐阜県揖斐川町
「崖崩れ通行止め」国道として名高い(?)303 号・八草峠区間。平成13 年に八草トンネルが開通し、その役目を終えた。果てしなく続く1 車線の極狭ワインディング、登り終えて峠から見えるのも果てしない山波。いつ見ても胸を打たれたものだった。…
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21.春日野新道と旧隧道群(国道8号線旧道)
福井県敦賀市〜南越前町〜越前市
明治19 年、県庁所在地争いに端を発する「南北分断意識」を取り除き、福井県の統一を願って作られた春日野道。国道8号の傍らには今でもその残り香が多数漂っている。敦賀市内には金ケ崎隧道、海に沿う断崖区間には阿曽隧道。…
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22.文ゴ魚越(アゴウオ越)
福井県美浜町
世の中にはさまざまな要因で廃道化した道があるが、原発敷地になったため、というのはここを置いて他にない。標高わずか10m 、塩を焼くために丹生から外海に出る道として使われていた(湾には川水が注ぎ込むから、外海よりも塩分濃度が低いのだ)。…
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23.治田峠
滋賀県東近江市〜三重県いなべ市
木地師発祥の地・蛭谷よりもさらに山奥の茨川から、鈴鹿山脈を越えて治田へ抜ける道。茨川が廃村になった今となっては登山客程度しか使わないだろう道だが、かつては茨川にとっての生命線であった。…
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24.伊賀街道(長野峠と旧長野隧道)
三重県伊賀市〜津市
津と伊賀とを結ぶ路。芭蕉が故郷への道すがら、この峠で「初しぐれ猿も小蓑を欲しげなり」の句を詠んだことで知られる。明治になると津と伊賀の郡役所を結ぶ県道として注目されるようになり、同16 年に延長300m 余りの隧道が掘られた。…
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25.奥山田新道
京都府宇治田原町
宇治田原の市街から東へ山に分け入っていく国道307号。その礎となったのは、陸の孤島だった奥山田の村人がほぼ自力で築き上げた新道だった。大正2年の完成当初は3 つの隧道があり、いずれも煉瓦製の立派なポータルを有していた。…
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26.洞峠
京都府綾部市〜南丹市
個人的なアレで申し訳ないが、筆者が最初に「廃道」に興味を持つようになったきっかけを掘り起こしてみるとこの峠に行き当たる。京都北山の峠巡りのバイブルとされる「北山の峠」によれば奈良時代からある峠というから歴史は相当なもの。…
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27.観音峠
京都府京丹波町〜南丹市
山陰道・国道9 号の園部(現南丹市)と京丹波町の間に観音峠隧道というトンネルがある。その名前のもとになった「観音峠」は地形図から抹消されているものの、それはトンネルの北方に現存。かつては荷馬車や牛馬も通っただろうと思わせる幅広の浅い切り通し、地衣類羊歯類に包まれ緑一色になった峠は、…
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28.杓子峠
兵庫県篠山市〜猪名川町
大阪から丹波・篠山へ向かうには兵庫県道12 号がよく使われる。最難所となる大野山越えは山の北東を越える西峠だが、これは明治の末に篠山の陸軍連隊駐屯地と大阪を結ぶために整備されたもので、それ以前は山の西側にあった杓子峠がその役割を担っていた。…
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29.旧池田隧道
和歌山県紀の川市
和歌山県の旧池田村から大阪方面に出るための道として明治19年に作られた隧道&新道。和歌山県下で初の近代的なトンネルであり、ディテールにこだわった煉瓦積みにその心意気が伺われる。…
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30.明地峠
岡山県新見市〜鳥取県日野町
国道に指定されてから明地トンネルが完成するまで、実に30 年間も車を通すことのなかった「幻の国道」。峠付近に石垣が残り、結構な道普請だったと思わせるものの、そこへ至る前後の道に罠があったようだ。…
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31.四十曲峠
鳥取県日野町〜岡山県新庄村
出雲街道最大の難所だった四十曲峠。筆者はずっと国道161号の上にある道がそうだと思っていたのだが、実はこれ、後年作られた「新道」なのだそう。かつてはその北、一ツ橋川沿いから山越えする道が使われていた。…
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32.当別峠
高知県津野町
四国の酷道として名高い197号の峠の一つ。地形図などでは峠に隧道があるように描かれているが、199 年にはすでに崩壊(破壊?)していて跡形しかなかった。
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33.九十九曲峠
愛媛県西予市〜高知県梼原町
かつて伊予と土佐の国境として重要視された峠。名は体を表すというけれど、この峠などはまさにそうで、伊予側(西予市側)の峠道は振幅5m程度の小さなつづら折れを何度も何度も折って登っていく。数えれば99どころではないだろう。…
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34.キリズシとキリズシのトンネル
大分県中津市〜宇佐市
旧 三光村の上深水から宇佐市赤尾に出るための道。江戸時代に峠の掘り割り(高さ約6m 、幅1m 、長さ10m )ができキリズシと呼ばれた。明治3 年には峠下を抜ける隧道が作られて、上深水で作られた米や酒が牛馬の背に揺られて越えるように。…
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35.大分県道703号 旗返峠
大分県佐伯市〜大野市
人生初の「迂回路なしぶっつぶれトンネル」に遭遇した道で、これといったオススメもないのだが思い出深い廃道。一度目はトンネル脇の斜面を自転車抱えて無理矢理越えた。後に西南戦争の激戦地であったことを知り、その頃の面影を求めて再訪している。…
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36.高森峠
熊本県高森町〜蘇陽町
阿蘇外輪山を越える国道325号・265号の峠で、熊本と高千穂・矢部方面を結ぶ幹線道。明治34 年に車道として整備され、今も残る九十九曲の道と高森隧道が作られている…
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